「SUNトピ」は気象予報士の奈良岡希実子さんです。今回は、台風をきっかけに開発を始めたいちごをご紹介します。
2019年、千葉県に上陸した台風15号、千葉県や伊豆諸島で甚大な被害をもたらしました。観光いちご農園が盛んな千葉県の南房総市では強風によりビニールハウスなどが倒壊、伊豆諸島の新島村でも甚大な被害を受けました。
そこで、南房総市のいちご、新島村の特産品、焼酎を使って台風被害を受けた自治体が協力し新たな魅力を発信しようと開発したのが「東京愛らんどベリー」です。この東京愛らんどベリーは、焼酎の製造過程で出るある物を使い栽培されているんです。
株式会社FS-Trading 寺川泰弘さん
「酒粕ですね。特殊な加工をしていて、散布してみたところ糖度に影響がありました。平均的に7度とか8度ぐらいなのですが、全体でも11度ぐらいでたので、普通のものより甘くなっていることがわかった」
実は新島村で焼酎を製造している酒造では、大量に出る酒かすの処理にも困っていました。この酒かすを有効利用できないかと試行錯誤を繰り返した結果、酒かすに含まれる“アミノ酸”がいちごの糖度を上げることがわかったんです。このように、地域資源を利活用するという面でも一役買う取り組みとなったのです。(2022年01月30日18:23)
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