「間違いなく津波が来る」東日本大震災で生死を分けた判断 1分25秒の映像を検証 (21/11/01 16:19)

「間違いなく津波が来る」東日本大震災で生死を分けた判断 1分25秒の映像を検証 (21/11/01 16:19)

地震が起きて津波の危険がある時、揺れの長さで津波が来るかどうか目安になるといいます。東日本大震災の揺れの様子を記録した映像を、専門家の協力を得て独自検証しました。※動画には震災の映像が含まれます。ストレスを感じる方はご注意ください。

 11月5日は「津波防災の日」です。10年前の東日本大震災で大きな被害が出たことから、津波対策について理解と関心を深めるために制定されました。

 地震や津波の被害から命を守るための備えを、シリーズで考えます。 

 地震が起きて津波の危険がある時、気象庁は津波警報や大津波警報を出して避難を呼びかけますが、地震の揺れの長さで津波が来るかどうか目安になるといいます。

 東日本大震災の揺れの様子を克明に記録した映像を、専門家の協力を得て独自検証しました。

「よし逃げろ、津波来る。電気止めて逃げて。津波来るから逃げなさい」(岩手県大船渡市 齊藤藤賢治さん撮影の映像 2011年3月11日)

 東日本大震災で撮影された地震の映像の長さは1分25秒。撮影した齊藤賢治さんは、揺れ始めてから30秒ほどで撮影を始めたといいます。「津波が来る」と叫んだ齊藤さん。この時、なぜ津波が来ると感じたのでしょうか。

「こんなに長い地震であれば間違いなく津波が来る」

「あんなに大きな地震は初めてでした。結構揺れが長かったように思います。1分以上揺れているなという感覚で、こんな長い地震であれば間違いなく津波が来る、そう感じたので逃げろと」(齊藤賢治さん)

 齊藤さんがいた建物は、揺れから約30分後に、津波に襲われました。

「東北地方は大きな地震・津波は数十年ごとに来ていますし、その間にも小さい津波は来ています。このくらいの地震だとこの程度の津波になるということは、体感的に理解しています」(齊藤賢治さん)

津波が来るか体感的に理解 判断の理由は「揺れの長さ」

 地震の揺れの長さと津波との関連について、専門家は次のように指摘します。

「地震が起きた直後に、『海の地震』なのか『陸の地震』なのかを判断するのは難しいです。しかし『海の地震』であると、大きな地震である可能性があります。海の地震の東日本大震災では、揺れの長さは2分以上続きました。一方、陸の地震の阪神・淡路大震災では、揺れの長さは15秒程度でした。1分以上長く揺れる地震に遭遇したら、津波からの避難が重要です」(愛知工業大学地域防災研究センター 横田崇教授)

(2021年9月5日放送 メ~テレ『池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ』より)

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