「抗体カクテル療法」高知でも 重症化防ぐ切り札として期待 10代中等症男性も治療【高知】 (21/09/07 19:00)

「抗体カクテル療法」高知でも 重症化防ぐ切り札として期待 10代中等症男性も治療【高知】 (21/09/07 19:00)

今、全国で感染が急拡大するとともに重症者も増えています。感染者が重症化する割合は50代以下で0.3%、60代以上だと8.5%まで上昇します。命に関わる重症化を防ぐため新たな治療が始まっています。

高知市の近森病院です。重症度が高い入院患者専用の病床が7つあり、現在5人が入院しています。近森病院が8月から導入したのが『抗体カクテル療法』です。2種類の抗体を混ぜて投与することで新型コロナウイルスの働きを抑え、重症化のリスクを下げる効果があるとされています。

7月に国が承認してから全国で導入が進み、県内でも16の医療機関で取り入れていてこれまでに50人以上に投与されています。軽症や中等症で重症化のリスクが高い患者が対象になります。近森病院で治療にあたっている感染症内科部長の石田正之医師です。

近森病院 石田正之医師 
「実際の投与のところになります。」

8月30日に近森病院で行われた『抗体カクテル療法』です。患者の男性は中等症で重症化しにくいとされる10代の若者でした。

近森病院 石田正之医師 
「なんで投与したかというと若いのに非常に高度な肥満。どうしても肥満の人は非常に重症化リスクが高いので投与した。」

これまでに10代から70代までの5人に投与しましたが、いずれも重症化しませんでした。

近森病院 石田正之医師 
「最短で20分ぐらい点滴で使いやすくするために注射も検討しているところ。」

他の医療機関で使用されたケースでも症状が改善したことから、石田医師は重症化を防ぐ効果が期待できると言います。

一方で課題もー
それは発症から投与するまでのスピードです。十分な効果を得るためには発症後7日以内に投与しなければいけません。

石田正之医師 
「自分が軽症、中等症で在宅療養している(場合は)リスクがあるかどうか、自分もあてはまるか(確認する)治療介入の遅れ、できるだけならないように。」

重症化を防ぐ切り札として期待が高まる『抗体カクテル療法』。できるだけ早く投与できる体制を整備することが求められています。

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