2020 04 17 コロナ感染 重症化の治療法・ 免疫物質 抑制・平野俊夫 大阪大学 元 総長などの 研究グループ

2020 04 17 コロナ感染 重症化の治療法・ 免疫物質 抑制・平野俊夫 大阪大学 元 総長などの 研究グループ

新型コロナウイルス感染で引き起こされる重症の呼吸器不全について、免疫学が専門の平野俊夫大阪大学元総長などの研究グループは、ヒトの免疫に関わる物質インターロイキン6の働きを抑えることで、治療できる可能性があるとする論文を発表しました。

新型コロナウイルスでは、感染した人の約20%が重症化するとされ、重い呼吸器不全に陥って死に至るケースが報告されています。
免疫学が専門の、大阪大学元総長で量子科学技術研究開発機構の平野俊夫理事長などの研究グループは、新型コロナウイルスによって重い呼吸器不全が起きるメカニズムを分析し、論文がアメリカの科学雑誌「イミュニティー」の電子版に掲載されました。
それによりますと、ウイルスが細胞に侵入することをきっかけに、ヒトの体内に侵入した病原体を攻撃するために重要な役割を果たす物質、インターロイキン6が過剰に作られて免疫機能が暴走し、重症の呼吸器不全を引き起こすと考えられます。
論文では、インターロイキン6の働きを妨げると、重症化した患者を治療できる可能性があると指摘しています。
インターロイキン6の働きを妨げる薬は、関節リウマチなどの治療薬として広く使われていて、新型コロナウイルスに感染した患者の治療に効果があるか確かめる治験を国内外で行うと、製薬会社が発表しています。
平野理事長は、「薬自体はすでに実用化されているので、治験の結果に期待している」と話しています。

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