北但地震の復興で生まれ変わった温泉街 城崎(兵庫県)

北但地震の復興で生まれ変わった温泉街 城崎(兵庫県)

城崎温泉は、1400年の歴史を持つとされ、平安時代に古今和歌集で詠まれて以来、文人墨客が数多く訪れており、全国に知られる名湯となった。806年(文化3年)の案内書には、大峪川に沿った60軒余りの町並みが描かれてる。
ところが、1925年(大正14年)に発生した「北但大震災」によって、温泉町はほぼ全焼したとされ、現在の町並みは、その後の復興計画による区画整理と河川改修によって形成されたものである。
大峪川を拡張し沿道とともに幅広い空地をつくって大火時の延焼防止を図るとともに、水害に備えるために宅地を一律盛土を施し、川護岸には震災で崩れた玄武洞の玄武岩を運んで積み上げた。そして、川積確保のため弓形の橋を架けた。一方、温泉地らしさを考慮して、旅館の建物は不燃化せずに木造2階・3階建てとし、川に直交する通りにRC造不燃建築を建てて防火帯を構築した。さらに、1932年(昭和7年)に川沿いに柳並木・桜並木を植樹し、現在の温泉情緒あふれる町並みが完成した。
ちなみに、不燃建築としてRC造で建てられた外湯の「一の湯」と「まんだら湯」は、銀座の歌舞伎座を設計した建築家・岡田信一郎のデザインによるものと言われている。しかり、まんだら湯の玄関の唐破風は、歌舞伎座のそれと瓜二つであった。

集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm

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